メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.92
2010.8.31

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お知らせ

　ただ今「2010 年版　ベトナム株企業情報」好評発売中！

読者の皆様の声を受け、今年も『ベトナム株企業情報』が出ました。
今回は時価総額や市場占有率、流動性、事業・投資計画の有望性、
話題性・ニュース性、財務内容良好企業などを考慮、
ベトナム株式市場全526銘柄から350社を厳選して紹介しています。

前作の2009年版同様、本作も、日々ベトナムをウォッチしている
ベトナム在住の著者がベトナムで執筆。
投資判断に必要な情報(資本金や時価総額などの基本情報、企業概要、
株価チャート、財務データ、各種財務指数など)をすべて網羅した、
唯一のベトナム株四季報です。

個別銘柄情報だけでなく、ベトナム株式市場について
「ベトナムマクロ経済状況」「注目10業種」についても解説。
2010年版には新しく「系列企業」の解説も加えました。

ベトナム株投資は、今では、遠い国の知らない企業に投資することではありません。
本書を読めば、そのことがよくわかると思います。
次第に、「ベトナム株が熱い」という抽象的イメージは払拭され、
ベトナム株個別銘柄の具体的な投資対象も見えてくると思います。

取扱いの日本の証券会社の数も増えてきて、
より容易に取引が出来るようになったベトナム株。
『ベトナム株企業情報』を参考に、ベトナム株投資を検討してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちらをご覧ください！
http://www.viet-kabu.com/register_book/20100628/html/register_book.php

＊特典の受付は終了いたしました。

ベトナム株企業情報 2010年版
～厳選350銘柄詳細レポート～
著者：ベト株ドットコム
監修：戸松信博
価格：2,800円＋税

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VN ダイレクト証券はおかけ様で2010年3月30日、ハノイ証券取引所（HNX）に上場いたしました。
◎ 銘柄コード：VND

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いつも「ベトナム株情報」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
「ベトナム株情報」では会員登録をされた皆様全員へ、過去に有料ページで紹介
した記事をピックアップして毎週火曜日にメールマガジンを配信しております。
また、メールマガジンだけに掲載する＜特別コンテンツ＞もお楽しみいただけます。

CONTENTS

01. 国営総公社・グループ、大規模な資金回収計画はない
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
      （8月23日～8月29日）
       ベト株特集
03. 噂のうわさ話
     KLS(キムロン証券)
04. サイゴン・街角風景
     Nha Trang（ニャチャン）の海

01. 国営総公社・グループ、大規模な資金回収計画はない

　首相は国営総公社・グループの経営・投資・財務状況
の報告を受け、本業に注力し、副業への無計画な投資・
出資を回収するよう指導した。複数の巨大総公社・
グループが一斉に資金回収と財務再編成の計画を
始めたことにより、今後、株式市場は売り圧力が強くなり
株価が更に大きく下落するのではとの懸念が拡大している。

ベトナム石炭鉱産グループ(TKV、Vinacomin)は重要案件
向けの資金を調達するために、合併もしくは保有株の
一部売却などを実施し、子会社・合弁会社・連結会社へ
の出資分を減少させ、本業に連動していない収益率の
低い会社を解散することを予定している。

ただし、収益率が高く本業に尽力してきたベオ山石炭
[銘柄コード：NBC]やコックサウ石炭[銘柄コード：TC6]
などの上場企業の保有率は引き下げないことを明らかにしている。

ペトロベトナムグループ（PVN)は上場子会社・合弁会社
・連結会社数が多い国営組織の1つである。信憑性の
高い情報によると、同グループは副業扱いとなる企業
への投資・出資を減少させ、経済全体に欠かすことの
出来ない重要な製品を生産する会社のみを保有率
51％以上で維持する戦略に移行する方針を固めている。
ペトロベトナム建設[銘柄コード：PVX]、ペトロベトナム
ドリル溶液化学製品株式会社 [銘柄コード：PVC]の
保有率は36％までに、ペトロベトナム保険株式総公社
[銘柄コード：PVI]の保有率は15年までに25％まで引き
下げることを明らかにした。

これらの資金回収・再編成計画は09年に政府の認可
を取得したものであり、グループ全体の持続的な成長
を確保することを目的としており、最近新しく策定したも
のではない、と強調している。

ソンダ総公社も複数の上場企業の株式を取得している。
しかし、傘下の企業は本業の建設・工業に注力している
ため、資金回収の計画はないとレ・バン・クエ会長は述べている。

このように、国営総公社・グループは大型な資金回収を
実施しないことが想定されている。

02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（8月23日～8月29日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。

1 位 ・ベト株特集・
証券市場の低迷、本当の原因は？
[2010/08/24 13:14 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100824011020.html

　マクロ経済が引き続き安定し、世界の証券市場が上昇
傾向にありながらベトナム証券市場の低迷が続いている
原因について、一部の証券会社は上場企業の新株発行
による株式の希薄化が指摘されている。また国家証券委
員会に対して、企業の新株発行の認可をより慎重にする
べきだという声も上がっている。しかし、市場の低迷の
原因は本当に企業の新株発行にあるのだろうか。

証券市場の一番大きな役割が資金調達であり、企業は
資金を必要とするために新株を発行していること、また
証券市場への上場は企業の知名度を高め、投資家の
関心をより集めやすくなり、企業の資金調達及び情報開示
に大きく寄与するということ、つまり資金調達需要は証券市場
で最も重要なことであるということを忘れている人が多いの
ではないだろうか。

こうした証券市場の機能から、2006年～2007年は投資家、
企業にとって黄金期だったといえる。巨額の資金が証券市場
に流入し、上場企業はその資金で大きく成長することができた。

多くの経済予測で言われているように、2010年の経済は回復
・成長期に入ると見込まれている。その中での新株発行は企業
にとってごく普通のことである。

多くの投資家が年末に新株発行が集中し株式の希薄化する
ことを懸念している。年末に新株発行を行う可能性が高い業種
は銀行(増資或いは合併のため)、不動産(案件実施の資金調達
のため)と見られている。

しかし市場が低迷している現在、問題なのは・・・・

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2 位 ・ベト株特集・
通貨切り下げの影響が株式市場にも波及
[2010/08/23 10:57 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100819042444.html

　国家中央銀行はこのほど通貨ドンを2％切り下げると
発表した。これは投資家、特に個人投資家心理に消極的
な影響を及ぼしているが、今回の予想外の中銀の決定は
賢明だとタンロン証券（TLS）のクアック・マイン・ハオ副社
長は見ている。

年初7ヶ月の海外直接投資（FDI）実行額は64億ドル、
海外在住ベトナム人からの送金は36億ドルだった。
当初の予測では、これらの資金は貿易赤字額を上回る
はずで、10年末時点の貿易収支は38億ドルの黒字とされていた。

中銀の目的は貿易赤字拡大による外貨需給関係の不均衡
を解決するためとされているが、上記の理由から貿易赤字
は許容範囲にあると断言できる。　
下半期に貸付金残高が急増するとの期待から株式市場は
下半期に大きく回復するという予測を出しているアナリスト
は大勢いるようであるが、それは大きな間違いだと見ている。
通貨切り下げは輸入品の値上がりによりインフレ圧力を増す
ため・・・・

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3 位・ベト株特集・
大暴落を受け、複数の企業が自主的に新株発行を延期
[2010/08/29 14:00 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100827075433.html

　過去1ヶ月の間でVNインデックスとHNXインデックスは
ともに大きく下落し、VNインデックスはピークを付けた時点
（5月）から現在まででおよそ28％下落している。この流れ
を受け、売超過の状態を更に深刻化させないように、多く
の企業が新株発行計画を延期している。

サコムバンク不動産株式会社（サコムリアル＝SCR)は
ハノイ証券取引所へ1億株の新規株式上場を予定し、
保管向けの基準日は8月25日としていたが、上場延期
を決定した。SCR株価は6万ドン台に達していた時期も
あるが、現在は3万ドン台まで大きく下落している。

6月末に1億株の新規株式上場を予定していたペトロランド
もホーチミン証券取引所からの上場認可は取得しているが・・・・

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03. 噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・KLS(キムロン証券)の巻！
(2010年8月25日発行ベトナム株通信第1146号)
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■KLS(キムロン証券)■↑

　第2四半期財務商標を読んでみたところ、同社の現金
1兆4446億ドン（約63億3600万円）の内の1兆2500億ドン
（約54億8200万円）が定期預金であることを発見した。
これは同社がとっくの昔から市場から離れており、巨額
の預金利息を獲得しているということを意味する。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「Nha Trang（ニャチャン）の海」です。

　広く青い空に青い海、白い砂浜。

古くからベトナム人からも外国人からもリゾート地として
知名度を誇る、ニャチャン（Nha Trang）の海です。

この写真を撮ったのは日本は冬真っ盛りの1月ですが、
ここは南国のベトナム。
水はちょっとひんやり冷たかったものの、十分に海水浴や
ダイビングを楽しめました。

そうそう、年を取って足腰の弱ったお年寄りが両手を家族
に支えられ、浅瀬に座って沐浴している姿を見かけました。
ニャチャンの海水は身体にいいとか。
でも、結構冷たい水でしたが大丈夫なんでしょうか。

開発も徐々進み、本土対岸のＶＩＮＰＥＡＲＬ島には、ホテル、
遊園地に飲食店、ショッピングモール、有料ビーチなどが
設置された巨大複合施設があります。
島へ上がるためには、本土でチケットを購入し、ロープウェイ
または船で移動します。

3年程前にオープンし、2008年にはミス・ユニバースが
開催されたことでも有名です。

Nha Trangはベトナム戦争時代には、激戦地となったそうですが、
その面影はどこへやら。
今はのんびりとした穏やかな町です。

Nha Trang：(ニャチャン) ベトナム南部カインホア（Khanh Hoa）省省都)

（photo by babatman）

今回は、ここまでです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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